2024年3冊目の本はジョン・C・マクスウェル著の「No Limits 『できる人』は限界をつくらない」を読みました。
実はこれ、数年前に買ったけど途中で飽きて読まないままKindleライブラリで眠っていた本です。
前回の「静かな人の戦略書」は、もっとひっそりと生きていける方法が知れると思ったら、完全なる熱い内容で、その後沸々と湧いてきた「俺は今の現状に満足してしまっている!けしからん」という感情を払拭しようと思っていたところ、ジャケットに惹かれてもう一度最初から読み始めました。
結果、ぼくの人生のバイブルになりました。これは繰り返し読みたい。
現状を変えたくて激っている人やウズウズしている人は必読。
読む目的
ここ数年、現状に満足している感があった。長年目指してきた、理想の暮らしをしている気がした。本当にそれでいいのか?と思った。
愛する家族が増え、何か大きな変化に飲み込まれそうになり決断を迫られたとき、自分には何があっても家族を守り抜く力があるのだろうか?と考えたら自信が持てなかった。
いつの間にか、自分の限界を自分で決めつけていたからだ。
だから、自分の限界を超えたいと思った。
要約まとめ
自分の能力はこの程度だと蓋をすることなく、高い意識をもって正しい選択をして能力を伸ばしていくこと。
そのためには
- 新しい視点で世界を眺める
- 自分に巣食う怠心を自覚する
- 得意なことに焦点を合わせる
- 短所を直すより長所を伸ばす方がはるかに簡単
- 計画的に成長する
- 自分には可能性があると自分を信じる
ことが大事。
限界意識を吹き飛ばすために必要な7つの能力を高める。
- 活力
- 成果を掴み取る心身のスタミナ
- 精神力
- 感情に振り回されないこと
- 思考力
- 大きな成功は思考と行動の掛け合わせ
- 対人力
- 意識して相手の価値を高める
- 創造性
- 創造性が豊かだと困難な問題にも解決策を見出し取り組める
- 結果を出す力
- 価値あるものはすべて坂を上り切ったところにある
- 影響力
- 質の高い会話をする
これらの能力は密接に関連して成り立っている。
正しい選択をすることで未来を切り拓く。
正しい選択をするためには
- 責任感
- 人間性
- 信頼感
- 自制心
- 心構え
- リスクを取ること
- 成長への意思
- 共同する力
が重要。
読んでよかったこと、感じたこと
まさに自分がうまくいかない時のことが書かれていた。今読んでよかった。
自己満足は敵
ここ数年、ずっともがいてきた個人事業が波に乗ったことで、変に満足してしまっていた。
しかもまだ本当の目標や目的を達成したわけではないのに、現状にあぐらを書いて成長することをやめていた。
借金を完済したことで、危機感が減っていた。
同時に失敗することや拒絶されることも避けて、安牌な道を選び続けていた自分に気がついた。
人と関わらずに仕事したいのは自信のなさの表れだったかもしれない
人と関わらなければ、より良い仕事はできないと書かれていた。
自分にできることへの限界はあるからだと思う。
自分が人と関わりたくなかったのは、自分のレベルの低さや考えの浅さを指摘されることを恐れていたからかもしれない。
この程度でいいやと言う諦めと成長痛を拒む自分の姿勢に反吐がでる。
世の中、上には上がいるので、その人たちから学び、自分を高めていくしかない。
人のせいにするのをやめる
何かうまくいかないことや、気に入らないことが起こると「なんであの人は〇〇なんだろう」「なんでこの人はこんなことをするのだろう」と人に原因を求めていた。
言い換えると人のせいにしていたように思える。
もっと自分主体で物事を見る。
自分の目の前で起きていることは、すべて自分に責任がある。
自分の弱点が曝け出された
特に自分は精神力や自制心が欠如していると思った。
本書では短所を直すより長所を伸ばせと書かれていたが、だからといって短所をほったらかしていいわけではないと思う。
最低限のレベルにまでは伸ばしたい。
今日から自分は何をするのか?
- 人間性を高める行動を積み重ねていく
- 集中力を高めるため、気が散る要因になるものを排除する
- もっと人と何かをする
3ヶ月後、自分は何をしているのか?どう有りたいか?
- 人に価値を与えられる人間になる
- たくさん与えるためにより多くを学んでいる
- 正しい選択を積み重ねることが習慣になっている
- 息を吐くように変化している
ハイライト
いつも同じことをしていれば、いつも同じ結果にしかならない
今、ぶち当たっている壁がどんなに高く厚くとも、どんなに周囲から信頼されていなくても、どんなにつらい過去を抱えていたとしても、そんなことは「この先、何を成し遂げ、どんな人間になっていくか」とは、全く関係がない。
なぜ「持って生まれた能力」を伸ばそうとせず、「自分らしくないこと」に時間を浪費するのか。なぜ、自分の長所を見極め、活かそうとしないのか。
精神的に強く、感情に振り回されない人は、相手と気まずくなっても相手との関係を継続していくことができる。しかし精神的に弱い人にはそれができない。
この世の中で一番簡単なのは、『自分になる』ことだ。一番難しいのは『他人が望むような自分になる』ことだ。そんな状態に追い込まれてはいけない。
「昨日の成功」が「明日の成功」をもたらしてくれるわけではないと、私たちは知っているからだ。「明日の成功」は「今日の仕事」にかかっている。
カギを握っているのは「行動」だ。良い時も悪い時も、行動を起こすことで「平常心」を取り戻せる。行動を起こす-それが「精神的な強さ」を持つ秘訣だ。
中略
高いレベルに到達するには「課題への挑戦」が必要だし、最高の力を発揮するためには「解決すべき課題」が必要なのだ。