我が家の家訓でもある「何があっても家族揃って楽しく暮らしていく」を実現するためにでっかい車を買ったので、でっかいポータブルバッテリーも合わせて買いました。
日本では、毎年各地で大なり小なり災害による影響が出ています。
明日は我が身とは言うけれど、本当にいつそれが自分ごとになるのかなんて誰にもわからない。
わからないから、いつきてもOKというウェルカムムードで過ごしておくことで、ちょっとだけ不安を解消したり、いざ事が起きてから慌てずに過ごす事ができるんじゃないかと思っています。
「明日から無期限で停電します」と言われて「それはマジで困る」という人は、キャンパーでなくても全員ポータブル電源を買いましょう。「停電しても電気使える」という心の余裕は安心感が違う。
Jackeryのポータブル電源を選んだ理由
ポータブル電源と一言で言っても、いろんなメーカーが出しているので「どれを選んでいいか全くわからん」という人も多いと思います。ぼくもその一人でした。
あれこれ比較しすぎている間に、停電するかもしれないので結局最後は好みでいいと思います。
最後まで悩んだのはAnker
ぼくはJackeryというメーカーのものを買いましたが、最後までAnkerもいいなと思っていました。
なんでAnkerがいいなと思ったかというと、それまでのガジェットは大体Ankerを使ってきてほとんど文句がないからです。
使ってきたAnker製品は、海外での生活や活動をまとめたブログ「ストライクゾーン」で紹介しています。
→Anker|ストライクゾーン
よく聞くメーカーを選ぶようにしている
あとポータブル電源に限らず、聞いたことないメーカーのものは、以下の理由で選ばないようにしています。
- アフターフォローがしっかりしていなそう
- 安さで釣って売りっぱなしそう
- 会社が飛びそう
- 安く仕入れて転売しただけで気づいたらいなくなりそう
- トラブル時などに調べても情報出てこなそう
- ユーザーが少ないとリアルな情報も少ないので検索が困難
- あくまで主観です
AnkerではなくJackeryにした理由
ではなぜそんなAnkerを差し置いてJackeryにしたかといえば、単純に容量と持ちやすさの兼ね合いです。
後述しますが、我が家の使い道としては一番有効なポータブル電源は1500Wのものと判断したのですが、そのくらいの容量になると本体の重量もそこそこあります。
なので重たいものを持ち運びしやすいと要素は、非常に重要になりました。
「ポータブル電源」で画像検索してもらうとわかりますが、大体どこのメーカーのものも本体の角や横に付いている持ち手を持ったり、折りたたみ不可の上部の持ち手を持ったりしなくてはいけません。
これが気にならない人にはいいのですが、Jackeryの場合はスッキリとした見た目になるので上や左右にものを置くときも楽なんですよね。このちょっとの差が、後々雲泥の差として返ってくる気がしたので、見た目も重要と思いました。
Jackery 1500 Proを買った理由
Jackery製品の中でもなぜ1500 proにしたのかと言うと、キャンプ時でも災害時でも、なるべく普段の生活に近づけるためです。
容量、値段、用途のバランス
Jackery 1500シリーズは表記通り、容量が1500Whほどあります。
これは420000mAhに相当し、多くの人が持ち歩いているモバイルバッテリー10,000mAh42個分の容量です。
ぼくが愛用しているiPhone13 Proのバッテリー容量がおよそ3000mAh程度なので、140回はフル充電できる計算です。
また定格出力は1800Wの高出力なため、停電時でも冷蔵庫や電子レンジ、電気ケトルなどが使用できます。
数日間ずっと冷蔵庫を稼働させるのは容量的に現実的ではないですが、レンジで何か温めたり、奥さんが髪の毛乾かしたりするのに不便がないのがいい。
そして値段です。
もっと大きな容量もありますが、我が家の経済力と用途と予算のバランスで今回は1500シリーズが選ばれました。
Jackeryの1500、1500 proの違い
モデル | 本体定価 (円) | 容量 (Wh) | 定格出力 (W) | 瞬間最大 (W) | 重量 (kg) | 充電時間 (時間) | 充電サイクル (回) | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1500 | 179,800 | 1534.68 | 1800 | 3600 | 16 | 7.5 | 800 | |
1500 Pro | 199,800 | 1512 | 1800 | 3600 | 17 | 2 | 2000 |
従来の1500シリーズに比べて1500 Proはお値段が2万円ほど値上がりし、重量が1kg重くなったものの、充電時間と充電サイクルが大幅に改善されたことで、性能と寿命が大幅にアップしました。
サイクル数
サイクル数とは、充電が100%の状態から0%になるまでの回数のことをいいます。
ぼくが買った1500 Proの充電サイクル数は2000回なので、0%から100%まで充電した電気を、0%まで放電して使い切ることを2000回した頃が寿命の目安となります。
仮に週1回で1サイクルだとしたら年間で52サイクルなので、2000サイクルに到達するには40年ほどかかる計算。長持ちですね。
Jackery 1500 Proの使用レビュー、メリットデメリット
実際に使ってみた感想などをまとめておきます。
安心の大容量
1512Whという安心の大容量のおかげで、フル充電にしてからまだ1度も使い切れていません。災害が来なくても、キャンプや車中泊を趣味にする人にもおすすめ。
圧倒的な充電速度
届いた時の電池残量は8%とほぼ空だったのですが、自宅のコンセントに接続したら2時間ほどで満タンになりましたすごい。
コンセント以外からも充電可能えオフグリッド
同梱品。車のシガーソケットに接続できるケーブルもあるので、慌てて家を飛び出した時に充電が足りなくても走りながら充電できます。
別売りのキットを買えばソーラーパネルを活用して、太陽光から充電も可能。
ケーブルはちょっと擦れてた
使用に支障があるわけではありませんが、ケーブルには擦れたような跡があったのがやや残念。20万円弱の新品のお買い物なので、その辺はもうちょっと管理してほしいなあと思ったり。
車中泊利用などならリン酸鉄リチウムバッテリーにすればよかった…
従来のポータブル電源の多くは、「三元系リチウムイオンバッテリー」を採用しており、原料となるニッケル・コバルト・マンガンなどのレアメタルは220℃を超えると熱分解を起こしてしまい、劣化や異常発熱を起こすリスクがあります。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの原料である「リン酸鉄」は結合が非常に強く、約600℃まで熱分解を起こしません。つまりリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用したポータブル電源は、従来製品より耐熱性が優れているので、車内でポータブルバッテリーを利用する機会が多い人におすすめです。ぼくはリン酸鉄リチウムバッテリーの存在を知らなかった…
サイズ感
4.5畳の自室に置いておくとそれなりに存在感がありますが、そこまで気になりません。
前述した折りたたみできる持ち手のおかげで、見た目がスリムなのに持ち運びしやすいのがお気に入り。
ハイエースの後部座席の足元にいい感じに収まります。
動作音
充電したりするとやや動作音が感じられますが、うるささは気にならない感じ。冷蔵庫やエアコンが稼働しているような音量なので、人がいる場所でも迷惑にならず使えそう。
専用ケースも買った
付属品の持ち運びや管理までしやすくなる専用ケース。断熱材入りなので暑い日でも本体周りの温度影響を受けにくく、傷も防いでくれるので絶対持っておこう。近々、レビュー記事も書きます。
なかなか買わせてもらえなかった…
購入の際はJackery公式サイトから買ったのですが、
- 楽天カードのセキュリティ発動
- Jackery公式から不正検知
が行われて全然買えませんでした…。
楽天カード、Jackery公式共に問い合わせをしてことなきを得たのですが、この価格帯を売っておきながらいちいち不正検知していては誰も何も買えないと思うので、なんとかしていただきたい。
まとめ:ポータブル電源の安心感すごい
ということでキャンプ、車中泊、そして災害対策のために購入したJackeryのポータブル電源1500 Proの購入・使用レビューでした。
- なるべく大容量で安心したい人
- 長期間使える耐久性がほしい人
- 高出力の電子機器類も動かしたい人
- シュッとした見た目が好きな人
- 黒とオレンジの配色が好きな人
などには特におすすめ。
Jackeryはこれ以外にもいろんなシリーズを展開しているので、ポータブル電源購入を考えている人はぜひ検討候補に入れてみてください。