タイで野球の試合をした翌日、隣国カンボジアへ飛びました。
カンボジア1日目
9時55分発のAirAsiaでドンムアンからシェムリアップへ。
2023年10月よりシェムリアップ空港は新しくなりました。
飛行機から階段で降りて、地上を歩くのが普通だった昔の空港が懐かしい。
写真禁止ゾーンなので撮れませんでしたが、飛行機から降りて建物内の階段を降りた右手にビザ申請カウンター、左手に入国カウンターがあります。
2023年12月現在はビザカウンターの近くにATM機がないので、キレイめなUSDを予め用意しておくといいです。
建物から出たところ。
ドライバーたちはこの辺で待機してくれています。
今回は知り合いのドライバーに迎えにきてもらったので使いませんでしたが、参考までに市街地までのシャトルバスの料金と時刻表です。
知人の話では、シャトルバスに乗り切れず次の便まで数時間待たなくてはいけない人もいるらしい。出たところには時間を潰せるようなカフェやレストランもないので苦痛だと思う。
タクシーもあります。乗用車タイプとバンタイプで料金差があるので、グループで来ている場合はこちらを利用してもスムーズでお得かも。
空港から市街地へ向かう道路は新しくてキレイ。
てっきり赤土のガタガタ道だと思っていたので感動。
こちらは国道6号線。
1年前には当たり前だったこの道路も、なんだか懐かしいような、ちょっと長めの一時帰国をしていただけのような不思議な感覚になりました。
ドライバーのニャンさんも同じことを言っていて「ユースケと会うのは1年ぶりだけど、そんなに長い時間じゃなかった。プノンペンにでも遊びに行っていて戻ってきたみたい」と言っていました。
シティゲストハウスでお世話になっていたミナさん宅へ。
ささやかなお土産を渡しつつ、洗濯機を借りる算段です。
洗濯機が回っている間に、ダックヌードルのお店へ。
思えばシェムリアップを離れる朝もこれを食べていました。
そして戻ってきて最初に食べたのもこれ。うまい。
お店の人が久しぶりって声をかけてくれたのも嬉しい。
参照記事【さらば】本帰国前のプノンペン2泊3日
参照記事【シェムリアップ】ダックが自慢のおいしいローカル食堂ヒアハオ
最後に住んでいたアパート。
今は別の誰かが暮らしている様子。
奥さんと最後にやっていたお店。
今は借り手がいない様子。
お店の目の前のカフェは今だに大繁盛している様子。
などを散歩して眺めながら、本日のお宿へ。
今回はGLOW INN SIEMREAPというところ。
20ドルくらいで個室でプール付きのゲストハウスとしては大満足な滞在。
また別でレビュー記事を書きます。
持ってきたドリップバッグのコーヒーを部屋で淹れて、プールサイドで昼寝をするなどしました。
起きたら再び市内を散歩。
スタバが市街地にできていたり、ABA銀行の侵蝕率がえげつなかったり。
当時彼女だった奥さんと最初に持ったお店は今は床屋になっていました。
この日は水祭り真っ只中で、シェムリアップ川沿いは大盛り上がり。
数年ぶりにボートレースも開催されるということで、会場の熱気はすごかった。
活気のあるシェムリアップに戻っていくといいですね。
絶対昔なら川沿いで飲んでいたけど、今はもう飲みません。
猫カフェができていました。
エジプトの方から連れてきた毛のない猫がいて人気らしい。
猫がいる別のカフェに入りました。Cafe Roly Poly。
何も連絡なしで行ったので顔を見た瞬間のオーナー夫人の「え?え?え?なんでなんで?」というリアクションが100点満点でした。
この日はもう2杯コーヒーを飲んでしまったので、アイスラテで。
住んでいた頃、この町で2番目に好きだったスイーツのティラミスをいただきます。
あいかわらず最高。
ちなみに1番は奥さんのチーズケーキで、3番目はオールドマーケット付近のワッフル。
参照記事日本人パティシエがいるシェムリアップのおすすめカフェRoly Polyでカレーとコーヒーとケーキのフルコースをキメよう
参照記事【1枚30円】カンボジアで一番好きなおやつ「ワッフル・シェムリアップ」
Roly Polyの深井夫婦とはすっかり話し込んでしまい気づけば外も暗くなっていました。
パブストリートをパトロールしつつ帰ります。
コロナ禍では廃墟と化していたパブストリートも賑やかになっていて嬉しい。
ナイトマーケットも営業再開していました。
新たなマーケットも出現。
夕飯はいろいろ迷った挙句、この町で一番好きだったハンバーガー屋さんへ。
急にジャンクな気持ちになる時ってあるよね。
参照記事シェムリアップのジャングルバーガーでおいしいハンバーガーを食べよう
その後、ドライバーのニャンさん一家がオープンしたというローカル食堂へ。
ミナさんを呼び出してアレコレ情報共有し合うなど。
いい夜でした。
カンボジア2日目
二日目の朝は、この町で一番好きだったクイティウのお店へ。
ニャンさんも食べてみたいというので、一緒に食べました。
「うまい!」と喜んでくれて何より!
参照記事シェムリアップで一番おいしいクイティウ屋さん「Peav Peav」
ホテルをチェックアウトする前にドリップバッグで淹れたコーヒーを片手に、トゥクトゥクで揺られながらシェムリアップを感じます。
ちょっと走るともう田舎道。
朝食後、1時間半ほどかけてやってきたのはここ。
2016年に建設、開校したみらいスクールです。
本来なら今年は8年目のシーズンが幕開けた頃。
だったのですが、今は使われない校舎となってしまいました。
理由は子ども不足。
開校前に行政の人たちと調査した村人の数から、子どもの数の増加傾向を予想していたのですが、思った以上に子どもの数は増えませんでした。
原因の一つは出稼ぎ。
タイとの国境の街やタイへ出稼ぎに行った人たちが戻ってこないと、村の人たちは言っていました。
ここ数年は分校扱いとして1〜3年生が通う学校だったのですが、1年前に7周年のお祝いに来た時も、学校の先生からは「来年は新入生が入ってくる見込みがなくて、今の子達が進級したら統合されるかもしれない」とは聞いていましたが、その通りになってしまった感じです。
学校がないから通えないという過去の事実は、学校があっても通う子どもがいなくて使われないという状況に変わりました。
今の所、子どもが増える見込みもなく、ここが使われる目処は未定とのこと。
空き教室の休日利用でやっていた3年前の日本語教室の跡もそのまま。
これをみた瞬間に、ケツメイシの「家に帰ろう」が脳内再生されました。
少し片付けられた部屋では
くすんだ白い天井見上げた
寝転んだベッドの下
埃かぶったアルバムが出てきた
そして秘密の宝箱
今じゃガラクタもあの頃の夢のあと
この村と出会った10年前。
それから何度も通って井戸を掘ったり道を作ったこと。
クラウドファンディングに成功してみんなで学校やトイレを作ったこと。
念願の開校を迎えてみんなで泣きながら最初の授業を見学した日。
その全てが遠い過去のようにも、ついこの間のようにも思えて、いろんな人の顔が浮かんできました。
村のみんなは元気でした。
学校が使われなくなったことでどう思っているのか心配でしたが「学校は遠くなったけど子どもたちはみんな毎日通っているよ」とのことでした。それならよかった。
話題は学校のことより「ユースケにもようやく子どもができて嬉しい」「みんな長いこと待ってたんだよ」「早く抱っこしたい」「ウチの子の方が先に結婚して子どもが生まれるかと思った」「いつ連れてくるんだ?」と娘への興味が強い。
この村と出会った頃、まだこんなに小さくてかわいらしかったナリーン。
この村に学校を作るって伝えたらとても喜んで、小指を立てて約束をしました。
そんなナリーンが、今ではこんなにお姉さんになりました。
英語も堪能になっており「英語上手になったね」と伝えたら「ユースケのおかげだよ」だって。俺は英語は教えていない。
5年前、ぼくの耳元で爆竹を鳴らして説教してやったヒアンは「今日日本へ帰るの?空港まで乗っていけよ」と相変わらずお調子者。
学校が使われなくなってどうなることかと思いましたが、また来てねと言ってもらえた村のみんなに笑顔で見送られて帰路へ。
ちょっぴり残念な気持ちもあるけど、関わりが終わるわけではないので、ここからまたどんな未来が待っているのか楽しみでもあります。
市街地へ戻ってきて昼ごはん。
住んでいたアパートのすぐ近くにあるお店でバイサイチュルーク。
だけでは足りなくなるだろうと思って、おやつにニャックポアンのヌンパンパテ。
限られた時間の中で、大好きだった街のグルメを堪能し切った旅になりました。
参照記事おすすめカンボジア料理①ヌンパン・パテ|フランスパンを使ったサンドイッチをご紹介!
最後はお決まりのFAMEのコーヒーを持って。
これがFeliceのコーヒーだったら完璧だったけど、まあ仕方ないですね。
ちなみに空港と市街地は車で1時間、トゥクトゥクだと1時間20分ほど。
前は15分もあれば着いたので、余計に遠く感じます。
前はREPだった空港コードですが、新空港はSAIです。
出発ロビーは2階。
新空港の様子は、また別で記事にします。
さらばシェムリアップ!また来ます。
そういえば空港でバナナの嫁に会いました。元気そうで何より。
ドンムアン空港へ到着後、預けていた荷物を受け取ります。
参照記事ドンムアン空港のLeft Baggageは数日間の荷物預けに便利
機内持ち込みを最低限にして、日本に着いたらそのまま自宅まで無料配送できる仕様にパッキング。
荷物がまとまったら、ドンムアンとスワンナプームを繋ぐ無料シャトルバスに乗って移動。
空港間は大体1時間くらい。
スワンナプーム空港のセルフチェックイン。
成田と違って、セルフで手続きした人はそのままバッグドロップもセルフでやって手続き完了。早すぎて感動しました。
保安検査場を抜けたらミラクルラウンジへ行って夕食。
一休みしてシャワーを浴びて、時間までゆったりとしたいい時間。
飛行機に乗ったらぼくの席に別の人たちが座っていたのでチケットの番号を確認していたらCAさんが声をかけてくれて、間違って座っていた人に説明してくれました。先に座っていた人たちに「ソーリー」と言われて「ノープロブレム」と返した後、その二人が日本語で話していて日本人であることを認識。
しかし向こうはぼくを日本人とは思っておらず、先に使っていたブランケットとか機内用のイヤホンとかのことを英語で話しかけてきます。こういう場合「あ、日本人です」って言った方が早いのか、外国人のふりをした方がその後の余計なやりとりがなくて楽なのか迷いますよね。ぼくは外国人のフリを続けました。
で、自分の席に座ってからは疲れていたのか、離陸の記憶がない。気づいたら朝方で、この写真を撮った後は再び記憶がなく着陸の衝撃で起きました。
成田空港到着後は、JAL ABCのカウンターから大きなキャリーケースを自宅に無料配送。
その後、ナップサックだけ背負って身軽に義実家へ帰り、数日ぶりに奥さんと娘にハグをしてランチへ行きました。
まとめ
カンボジアに建設した小学校の今を確認したくて弾丸で行きましたが、行ってよかった今回の旅。
いろいろ思うことはありましたが、やはりこれにて一度カンボジアでの活動は本当に一区切りかなと言ったところ。
今後は遊びに来る場所として、年に1度家族で来ながら第3の故郷を味わっていこうと思います。
素敵な10年間をありがとう。
今回のシェムリアップ滞在は、1泊2日と限りがあったので友人・知人には声をかけませんでした。
次回また家族で行きますので、その時にゆっくりお会いしましょう。
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