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日本で暮らし始めて1年が経った2023年末の振り返り

2022年の12月25日にカンボジアから本帰国しまして、名古屋での新生活がスタートし、早1年が経ちました。この1年の出来事や感じたことなどを言語化して2023年を締め括ります。

日本に帰ってきてからのこと

日本に帰ってきてからこんなことがありました。

入籍

カンボジアで一緒に暮らしたり活動をしていた彼女が、帰国したら奥さんに進化しました。

結婚記念日はカンボジアで掛け声にもなる「ムオイ(1)・ピー(2)・バイ(3)」にちなんで、1月23日です。毎月23日は特別うまいものを二人で食べる日に決まりました。これからもよろしくお願いします。

結婚指輪は、既製品から選びたくないとの想いが合致して手作りしたもの。いい思い出。

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ラジオ出演

8年くらい前に、カンボジアの小学校建設の活動の様子が目に止まって出演したラジオ。当時ぼくを見つけてくれたディレクターさんが連絡をくれて「日本に帰ってきたなら、その様子を是非」ってことで出演。アルコ&ピースの酒井さんがやっている「日曜ヒマするあなたに送る ヌンヌンヌーン!」という番組です。

この放送をたまたま聞いていた人の中に友人知人が結構いて「ラジオ聞いたよ」「帰ってきたんだね」「遊ぼうぜ」「結婚おめでとう」と声をかけてもらいました。

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家族行事いろいろ

日本に帰ってきたことに加えて入籍したこともあり、今年は実家・義実家で多くの家族イベントがありました。

奥さんのおじいさんの法事に始まり、お義母さんの還暦祝い、祖母の米寿のお祝い、両家顔合わせ、両親と福岡旅行、両親と日光旅行、妹家族とプールなどなど。

昔は家族と過ごすことに照れやめんどくささもありましたが、家族との時間は尊いと思うようになったのも年齢を重ねていくせいでしょうか。それとも出会いと別れがそうさせるのでしょうか。

引越し祝い

一時帰国中の時から何かとお世話になっていた友人家族が、都内から地方へ移住。引越し祝いという名目で新居に押しかけて、手料理を振る舞うなどをしてきました。

家族ぐるみで遊べる仲間というのもありがたい存在です。いつもありがとう。

妊娠発覚

入籍して2ヶ月後に奥さんの妊娠が発覚。

簡易キットでは陽性と出るものの、産婦人科を受診してすぐは小さすぎて心音が確認できないと言われたり、妊娠中は小さくてこのままだと受診しているクリニックで産めないと言われたり、逆子ですと言われたりいろいろありました。

車を買おう

名古屋に土地勘がないので友人からおすすめの産婦人科を教えてもらいました。しかし家からは公共交通機関を利用しても行きにくい。なので車を買うことにしました。

これから子どもが産まれたらいろいろお金かかるだろうなあ…と思いつつも、お金がなくなることより毎月の支払い義務が残る方が精神衛生によろしくない!なくなったお金はまた稼げばいい!と判断して現金一括。

そこから今日まで白ごはんと納豆しか食べていません。すいません、平気で嘘をつきました。

昔からお世話になっているお店やずっと行きたかったお店を巡ろう

川崎市高津区のとり喜
鳥取市のあき坊食堂

かつてアルコールホリックだったぼくと、管理栄養士で飲食店経営の過去をもつ奥さんは、日本各地に大好きな人がやっている大好きなお店がたくさんあります。

そんなお互いの好きな場所を巡ろうという話になって、今年は1都12県へ行きました。車があると公共交通機関では行きにくい場所にも簡単に行けて嬉しい。マジで車買ってよかった。

ブログに載せきれていないお店やまだ行けていない場所もあるので、徐々に紹介していけたらいいなあと思っています。

おいしいお店

車中泊で回ろう

どうせ日本中を移動するなら、車で寝られるといいよねと思っていました。我が家には猫がいるので、一般的なホテルだと大五郎くんは入れずお留守番かペットホテルになります。車があれば、一緒に寝られるので連れて行ける。

車が納車された日、我が家に突然現れたデカくて黒い物体にビビりまくっていた大五郎くんですが、今ではすっかり車でのお出かけが大好きなご様子。

車中泊はやってみるとなかなか快適で、RVパークやキャンプ場などへ行っても寝るためのテントを貼らずに車内で寝ています。雨、風、虫の侵入を気にせず寝られるし、撤収作業が少なくて楽ちん。

キャンプ楽しい

これまで趣味といった趣味がなかった人生ですが、車を買って車中泊を覚えたことで必然的にキャンプをするようになりました。楽しい。

キャンプ用品の沼にハマって凝ったことしたいというよりかは、

  • 外でメシ食ったり寝泊まりするだけで楽しい
  • 好きな人たちとどこか行くだけで楽しい
  • できるだけ大変な思いをしないで楽しみたい

という気持ちが強いので意識低い系のキャンパーです。ガチ勢ではない。

フォトウェディング

結婚式を挙げるつもりはなかったのですが、子どもが生まれた時に結婚した時のことを聞かれたら奥さんのウェディングドレス姿を見せてあげたいなって思ったので写真を撮ることにしました。あとお義父さんお義母さんにも見せたかった。

うちの奥さんは和装も絶対似合うから着てほしい!と思ったので和洋2着。めっちゃかわいいです。

写真を撮ったこと自体は大満足ですが、スタジオ選びはいろいろありました。それもまあ今となっては笑える思い出ですが、その一生の思い出について回る仕事であることをウェディング業界の人たちは肝に銘じた上で、平気な顔して提示してくる馬鹿げた制限と金額に見合う仕事ができているのか自分の心に聞いてほしい。

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数年ぶりの結婚式参列と愉快な大学の仲間たち

東京で大学の野球部の友人の結婚式がありました。数年ぶりの結婚式、数年ぶりの同窓会気分は楽しかった。

やっていることは違えど、いろいろ考えながらメッチャ行動しているやつもいたりして刺激になりました。

話題の中で出た「今までどうだったかよりも、今何を思って、今後何して行くかでここからの人生差がつきそうだよな」という言葉は結構真理だと思う。次会った時にイケてる歳の取り方をしていたい。

カンボジアで遊んでいた仲間たち

こちらはカンボジアで出会った仲間たち。

数年前までアホな顔してアホなことでバカ笑いしながら酔っ払って遊んでいた仲間たちも続々と結婚をしたり、親になったりしていました。

どこで暮らして何をやっていてもなんだかんだ会う人には会うし、会わない人とは本当会わなくなっていくもんですね。

妊婦体験

起き上がりにくさを腹筋で解決しようとする脳筋

日に日にお腹が大きくなっていく奥さんの立場に立って物事を見たり、子どもが生まれた後のことを勉強しておくためにプレママセミナーに夫婦で出席。そこで妊婦体験をしたり、抱っこや沐浴のさせ方などを教えてもらいました。

結果としてこれが良くて「首が座っていない子の背中ってどうやって洗うんだろう」みたいなちょっとした疑問が解消されたことで、いざ子どもが生まれてからも慌てることなく対応できたことが多かったと思います。

これから親父になる人は絶対行っておこう。

父になる

子どもと初の外出はバッティングセンターでした

10月5日に娘が無事に産まれて父になりました。

子どもを授かる前は、子どもがいると何かと不自由になるんだろうなというネガティブな気持ちが強かったですが、子どもが生まれてからは「この子のために何かしようとすることが俺の可能性をドンドン広げてくれている気がする」と思うようになりました。人はいつでも何にでもなれる。本気なら。

結果、子どもが生まれたことで、これまで何年も追い求めていたのにできなかったライフワークバランスも実現できたのも事実。

頑張って産んでくれた奥さんと、我が家にやってきてくれた娘には感謝です。2人のおかげで今日も最高の自分自身になっていくぞって思える。

それから、たくさんの出産祝いを送ってくれた人たちもありがとうございました!

タイ・カンボジア旅

もともと1年前から決まっていたタイでの野球の大会。子どもが生まれたタイミングによっては行けないかもなと思っていましたが、いつもやりたいことを応援してくれる奥さん、健全な成長を続ける娘、慈悲深いお義母さんの理解の元に一人で行ってきました。寛大な女性陣。

二連覇をかけて挑んだ今大会の成績は4位。悔しい!!!来年は3人でいこうね。

試合の翌日に弾丸でカンボジアへ!みらいスクールのある村の様子を見てきました。当初の予定通りにはいかなくなった学校の現状ですが、大きくなった子どもたちの笑顔と平穏な村の様子がそこにはありました。

遊んでくれた人たちで振り返る1年間

日本に帰ってきて1年暮らした感想

最後に日本で暮らしてみて、実際どうだったか?を言葉にしておきます。

案外日本も悪くない

いろいろ感じることもありますが、総じて思うのは日本で暮らすのも悪くないということです。

  • 整ったインフラ(停電や断水ほぼなし)
  • ある程度の秩序(謎の理屈と自己中心的な主張が少ない)
  • 複雑だけど整備された制度(ちゃんと調べて行動すればお得になること多い)
  • 約束が守れる人が多い(タイムイズマネー)

という感じで生きていくには困らないし、ストレスの少ない環境だと思う。

日本で人と会うの難しい

人と会う約束をするのに、結構前からアポを取ったりしないといけない。結構前からアポをしたにも関わらず会えないこともある。難しい。

新しくできた友達0人

日本で暮らしてから新しくできた友達が一人もいません。

「奥さんの学生時代の友人」とかは何人も会いましたし、ぼくは勝手にその人たちのことも友達って思っていますが、今後も奥さん通じて会う人たちなので自分との間に生まれた新しい友情はありません。

新しい友達がいなくても別に楽しいので、無理してネットワークを広げる必要もないんだなと思っています。

ただ、ずっと人に合わないまま暮らしていると、新しい価値観や自分とは異なる考え方に触れる機会がなくて、頭の中の常識が凝り固まっていきそうでそれも問題。

適度な人付き合いで楽しくやっていきたい。

メシうめえ

近所のスーパーに行くだけで大体なんでも揃うし、簡単にうまいものにありつけます。

その時々で旬な食材を買えば安くてうまいものが簡単に手に入って、しかもヘルシー。言うことないですね。

新潟の農家さんから直接買うお米、静岡の茶農家のお茶、その他地域で採れた野菜や魚などを自分たちで選んでおいしくいただいています。

外食

海外に住んでいた頃は日本でしか食べられないものが恋しくなりましたが、いざ日本に帰ってくると食べたいと思っていた外食産業の一部に疑問を感じるようになりました。

  • 大手チェーン店で食べた米がパッサパサでうまくない
  • セントラルキッチンで作られて温めて出すだけの割に高い
  • 本当にそれでいいと思ってんの?と口に出したくなる品質で普通に営業

が意外と結構あるんだなと気づいて、本当に好きなお店か口に入れたいと思えるものをちゃんと扱ってくれているお店にお金を使いたいと今まで以上に感じるようになりました。

何でもいいから食わないと死ぬって時以外は、なんとなくで選んだお店に入りません。

あと、流行ってるからうまいとは限らない。

外出

同じく、外出して受けるなんらかのサービスも億劫になってしまいました。

例えばぼくはサウナが好きで序盤はよく行っていたのですが、最近は行かなくなりました。

  • サウナ後に汗を流さずそのまま水風呂に入る人
  • 水風呂の中で潜り出す人
  • 常連か知らんけどやけに態度でかい人

などがいて、リラックスしに行っているはずのサウナでイラッとするからです。

ダメって言われたり書かれたりしていることを「自分くらいいいだろ」「みんなやってる」「何も言われない」からといって平気でやれるやつマジ卍。

お金かかりまくった

カンボジアから持ち帰ったもの以外何もないところから暮らし始めたので、それなりにお金がかかりました。

生きていくのに必要な家具家電を揃えるだけで諭吉さんが100人以上いなくなる。

頑張って働くので、またぼくのところへ帰ってきておくれ。

物価高とはいうけどなんとかやっていける

物価が上がり続け、円が世界的にかなり弱い昨今ですが、工夫次第でまあなんとかやっていけるかなといった感触。

基本的には稼いだお金は全部使うと決めて生きていますが、今後も使い道は慎重に選びつつ、今と未来の自分や家族を助けてくれることにお金を使いたい。

NISAも新しくなるので、もういっそのこと余剰金はインデックスにオールインして早めに上がるのがいいんじゃないかと考えています。

働き方について

生きていくためにはお金を稼がなきゃいけないのですが、その働き方について思うこともあります。特にこの年末年始などは「会おうよ」「集まろう」という話題がそこらじゅうで飛び交う季節。

そんな時に「仕事が休めないから無理…」と嘆く働き方はしたくないなと再確認しました。1億歩譲って同窓会や友人と会えないことはともかく、仕事で休めないってことは家族と過ごしたり遊びにいく時間も自分が好きなことやる時間もないってことですよね?そんな人生嫌だ。

なんのために働いているの?と聞いたら生活のためって答えるのかもしれませんが、ぼくはそんな生活したくないと思うので、今後も好きな時に好きな場所で好きな人と遊べる働き方を追求していきたい。

勤勉であるだけでは足りない。それではアリと同じだ。なんのためにせっせと働くのかが問題なのだ。

思想家ヘンリー・デヴィット・ソロー

目の前の安全より手のひらのスマホの方が大事ですか?

これは日本以外でもそうかもしれないですが、歩行者・自転車・車の運転者のいずれもスマホ操作しながら移動しすぎでは?

この間なんてバスから降りてきた女性が、スマホで何かやりながらベビーカー押してフラフラ蛇行しており、後ろから来た自転車がかわせずにバーーーーーン!!!!!ってなりそうでした。バカかよ、と思わず声が出た。

ちなみにこの自転車の運転手はぼくです。バス降りる時の様子から「あの人、スマホ触ってるからどうせ気づかないだろうな」と思いつつ徐行したので全く問題になっていません(自分が蛇行して道を塞いでいることにも気づいていないので謝罪もない)が、もしもぼくがスマホ触りながら手放しでチャリ乗るアホだったらクラッシュして今頃みんなで不幸な年末を迎えています。

そんなに大事なことがスマホの中に入っていますか?

まとめ

そんな感じで日本に帰ってきてからの1年間をまとめると、大切なことに気がついた1年間でした。

ぼくが人生で大切にしたいことは

  • 家族や友人など好きな人と好きなことして過ごす時間
  • 好きな人たちと毎日笑って食べるご飯
  • 行きたい時に行きたい場所へ行ける余裕
  • 社会に変えられない自分でいるために自分で変わっていく習慣
  • 死ぬまでずっと健康な肉体と精神

です。

これらを大切にするための行動に、時間と労力とお金を費やしていきたい。それ以外のことはやらない。

日本で暮らすことで実現できそうだから今は日本にいる感じ。他の何かが浮かんだり思い立ったら、それはその時に考えたらいい。

どうなるかわからない未来より今は奥さんの作ってくれたご飯を3食食べて、娘と一緒にお風呂に入って、好きな時に出かけて、快適な布団で8時間は寝るという目の前の幸福を最大限に楽しんでいこうと思います。サウナ行かんでもこうやって過ごせていたら勝手に整う。

人生は有限です。しかもいつ終わるかわからないし一度きり。だったら今を!もっと!!全力で味わうぞ!!!

来年もそんな日々を366回積み重ねているうちに、気づいたら2025年になっていることでしょう。

皆様もよいお年を。

2023年やってよかったこと

2023年買ってよかったもの